CCT2018

Surgical: Course Objectives

学会や研究会の類が乱立し、どの会に行っても同じような内容の議論が繰り返されているという指摘があります。その中で、CCT Surgical では他では学べないことに特化した研究会でありたいと考えてきました。我々がプログラムを考える際のキーワードは、「エキスパートの手術を全部知る」「明日の心臓血管外科を考える」「Cardiologist と協働する」「他領域から学ぶ」であります。

今年もライブ手術を行います。初日午前は心臓病センター榊原病院・坂口太一先生の胸腔鏡下僧帽弁形成術をお送り致します。並行して東京ベイ・浦安市川医療センター・田端実先生のビデオライブを同時進行します。会場にも MICS エキスパートをお迎えし保険収載が実現した MICS の実際について実践的議論が盛り上がることでしょう。二日目午前は名古屋ハートセンター・北村英樹先生による大動脈弁置換術の中継です。心臓手術の基本である大動脈弁置換術が早く確実に行える秘密はどこにあるのか?ライブ手術でないと明らかにならない様々な秘訣を勉強しましょう。同時進行は、薬事承認されて間もないステント付き牛心のう膜大動脈弁 Intuitive の留置のビデオライブです。
加えて、シリコンバレーのAI技術者である門脇嗣郎氏による医療における AI の応用についてのイブニング セッション、CCT Structural Heart Diseases コースとの合同セッションとして Valve in Valve セッション、いけばなを理論的に構築した未生流笹岡三代目家元笹岡隆甫氏によるランチョンセミナー、A型解離手術のエキスパートセッションなど、飽きのこないプログラムを準備しております。

いずれも通常の学会や研究会では勉強できない魅力的なお話ばかりです。どうか皆さんご期待下さい。神戸医療産業都市として飛躍的に発展する神戸に皆さんをお迎えできることを楽しみにしております。

CCT2018 Surgical Representative Course Director
岡本一真